完璧推人始祖

パーフェクト・オシジン

ファイアーエムブレム風花雪月という恋愛ゲームの感想(ネタバレ無し)

☆前情報以上のネタバレはありませんが、逆に言えば前情報にあったところは記載があるのでご注意ください☆

 

 『ファイアーエムブレム風花雪月』は恋愛ゲームに主人公の育成とヒロインとの自由な交流を追加した、いわゆる「ときメモ」式のゲームシステムを採用した恋愛シミュレーション超大作です。

※今回は男性主人公を選択した場合について説明をしていくのですが、女性主人公を選択した場合は女性向け恋愛ゲームとして遊ぶことができます。すごい!

 

 さて、主人公はひょんなことから士官学校の新任教師として就任することになった元傭兵の若者です。「ときメモ」シリーズの「伝説の樹」さながら、「女神の塔」で将来を誓い合った二人は必ず結ばれるという言い伝えがある学校で、生徒たちと交流を深めながら1年間を過ごします。

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「女神の塔」でのワンシーン

 学校の偉い人に見初められ、たまたま担任の先生が一人失踪して枠に空きが出たというお決まり展開によって担任のクラスを持つことになり、まずは以下の3つから好きな子のいるクラスを選択することになります。

 ●黒鷲の学級(アドラーラッセ

 歴史ある大国出身者、アドラステア帝国出身者が在籍するクラス。次期皇帝で級長のエーデルガルトや、自らの生い立ちにコンプレックスのある歌姫ドロテア、留学生のペトラに、クラスに馴染めず引き籠りがちのベルナデッタと、癖の強い娘が多くクラスです。クラス団結イベントを発生させるためにはベルの引き籠り問題を解決する必要があったりと、最も攻略が難しいクラスとなっています。

 ●青獅子の学級(ルーヴェンラッセ) 

 崇高な騎士の国、ファーガス神聖王国出身者が在籍するクラス。いかにも貴族風なイングリットや、百合カップルと名高いアンとメーチェのいるクラス。プライドの高い女の子が多いが、素直な子が揃ったとっつきやすいクラスといえるでしょう。

 ●金鹿の学級(ヒルシュクラッセ

 新しい貴族の共同体、レスター諸侯同盟出身者が在籍するクラス。わがままなヒルダちゃんや、暗いけど優しい心を持ったマリアンヌ、ボーイッシュなレオニーに、妹キャラのリシテアがいるクラスです。伝統やしがらみがなく自由な子たちが多いクラスで女の子のバラエティも豊富なので、初めての方には私はこのクラスをお勧めしています。

 

 なお、他クラスの女の子は自分のクラスにスカウトすることが可能です。主人公のパラメータを上げ、女の子の好感度を上げることでスカウトが可能になるので、週末は自己研鑽とデートとのバランスに悩むことになります。うーん、これなんてときめきメモリアル。さあ、気になる子を自分のクラスに迎え入れ、あなただけのハーレムクラッセを作り上げましょう!

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好感度が低いとスカウトに失敗する

 また、本作の特徴として、女の子同士の交流に力を入れていることが挙げられます。他クラス同士の女の子の交流もきっちり描かれており、キャラの掘り下げに関しては強いこだわりを感じます。

 

 さて、本作のゲームシステムについて改めて解説すると、「エンディングで好きな子と結ばれる」ことを目的としたシミュレーションです。先生となったあなたは「街の探索」 「講義」「指導」「戦闘」を繰り返して、生徒を育成していきます。生徒の育成方針によって好きな兵種へジョブチェンジさせることができ、衣装も一人ひとり異なるデザインが用意されているので、好きなコスチュームの兵種になれるよう計画を立てて育成をしていきましょう。

 戦闘における重要なイベントが、定期的に行われる学級対抗戦。女の子ばかりに時間を費やして戦闘に勝利できないと即ゲームオーバーなので注意が必要です。

 以上が本作の主な流れです。自由度の高い学校生活で指導やデートを繰り返し、5年後の再会の約束をして、好きな女の子とともに生きる未来を掴み取りましょう!!

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かわいいですね

 

 

 

 

 

 

 あれ?えっと……再会は5年後?卒業のときに告白するんじゃないの?5年もの間何してたの?5年後の同窓会、めちゃめちゃ楽しみだけど……。

 

 

 

 

 

「……貴様らの首を残らず捩じ切り、死者への手向けとしよう」

「酒の代わりに血を浴びるとは、とんだ同窓会があったもんだな」

「……まったく、懐かしい顔ぶれね……残念だわ」

 

落差~~~~~!!!!!

 

 はい。硬派なファイアーエムブレムが帰ってきました。2部に入って一気に難しくなる手ごわいシミュレーション。むごいぐらいシリアスなシナリオ。仲間になりえた、かつて学園生活を共に過ごした生徒たちとの殺し合い。

 最近のFEが好きな人から昔のFEが好きな人、全くの初見プレイとなる人まで、いろんな人におすすめしたい作品です。

 前半の説明も概ね事実(ジャンルは恋愛シミュレーションではないけれども)なので、恋愛ゲーム好きな方も、是非。好きな子と感動のエンディングを迎えましょう。

 ちなみに私の一周目は金鹿のヒルダちゃんでした。

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